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ピレンゼピンとネキシウムはX線検査では処方不可

2019年11月27日

胃が痛い、食後のもたれ、といった胃の不快な症状で医療機関を受診する際には、胃カメラ検査を勧められることがあります。
最近のX線検査技術が向上しているとはいえ、X線検査では胃の粘膜が直接見えないため病気の部分がよく見える胃カメラ検査を行う医療機関が増えています。
以前の胃カメラ検査は、口からファイバーと入れるだけだったため、辛い吐き気と格闘する必要がありましたが、現在では鼻から極小のファイバーと入れて話しながらでも胃カメラ検査が受けられるようになっており、苦痛がだいぶ和らぐようになってきています。
医療機関の医師が胃カメラを勧める理由は、胃がんや潰瘍といった病気が発見できるということの他に、胃カメラ検査をしないと処方することができない胃薬があるということも大きく関係しています。
ピレンゼピンやネキシウムといった薬が、そういった分類の胃薬に入ります。
たとえばX線検査が主流の集団検診で胃になんらかの異常があり、自分も胃が痛いという症状があったとしても、また医療機関を受診した際には胃カメラ検査を行わないとピレンゼピンやネキシウムは処方してもらえない、ということです。
これは、これらの薬が胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった病気を速やかに治してしまう強力な薬であるため、処方の日数が限られていること、または胃カメラ検査で深い治りにくい潰瘍があるから処方するという裏付けが欲しいためでもあります。
とてもよく潰瘍を治すネキシウムとピレンゼピンですが、二つの薬とも胃酸の分泌を促進するホルモンであるガストリンの働きを弱めて、過剰に分泌されている胃酸を抑えて、潰瘍になった胃の粘膜部分を修復するという優れた薬です。
胃が痛い時には胃カメラ検査を受けて、薬を処方してもらうことが一番の養生となります。